八重山地域のホテルリネン供給体制に関する支援体制について
日頃は、美ら花グループ・太洋リネンサプライの事業活動にご理解とご協力を頂きまして誠に有り難うございます。
まずは、令和6年1月2日及び4日の弊社工場の出火により、お客さま及び地域の皆様におかれましては多大なるご迷惑とご心配をおかけ致していることを深くおわび申し上げます。
1月2日の火災より、105日余りが経過いたしましたが、関係者の皆さまの懸命なご尽力とご理解のおかげで去る3月19日に工場の1階部分の運転を再開することができました。その間、八重山園域内のリネンサプライ工場をはじめ、クリーニング店様のご協力を頂き、観光産業を下支えするべく宿泊客が利用されるシーツやタオルなどのリネン材を供給して参りました。
今後、ゴールデンウィークや夏休みにむけて多くの観光客が楽しみに来島されます。
島のリーディング産業の一つである観光産業・宿泊施設の皆さまが安心して多くのお客様をお迎えできるよう、当面のリネンサプライの供給体制のご説明と今までご支援いただきました県内リネンサプライ事業主の皆さまをご紹介させて頂きます。
なお、まだまだ弊社工場は復旧工事途上ではありますが、今後の対応についてもご報告をおこなわせて頂きたく存じます。
年明けの1月2日夜、4日未明の火災において工場の4分の3のスペースを焼失し、多くの洗濯機械や電源を失っていましました。幸いなことに人的な被害はございませんでした。なお、火災の原因については、現在も特定できておりません。
その様な中で、沖縄綿久寝具(八重山工場)さまをはじめ、地元の(有)DCコーポレーションさま、近隣住民の皆さまのご理解とご協力のもと緊急に工場の利用や業務委託を受け入れて頂き、最小限度の供給継続を行うことができました。
また、大量のタオルやシーツなどのリネン材を沖縄本島や宮古島、小浜島の同業他社の事業社、資材メーカーより緊急輸送していただき、正月や春休みの繁忙期を乗り越えることが出来ました。
火災後は、
➀焼失した資材の片づけ、一部建物内の解体、大型洗濯機機等の撤去
②建物の被害状況の把握及び、一部仮復旧に向けて段取り工事
③使用可能な洗濯器機の点検、仮復旧に向けた取り組みの準備等を進めてまいりました。
なお、弊社と致しましては、お客様へのリネン材の供給継続を第一に、職員の雇用の維持並びに一日も早い工場の復旧・再開をめざして努力してまいりました。
また、火災直後より特別のご厚意により工場施設を一時借用させて頂いております沖縄綿久寝具の八重山工場さまでは、日中の生産終了後に弊社職員において同工場を借用させて頂いてまいりました。しかしながら、住宅街の中にあること等から、生産時間には制限があり、リネン材の生産量には限界がございました。
そのため、洗濯処理しきれないリネン材の一部を島外のリネンサプライ事業社(沖縄綿久寝具さま、ニューラッキ―ランドリーさま、大洋クリーナーさま、リアンズ沖縄さま、日琉リネンサプライさまの5社)、運送関連事業社のご理解とご支援のもとで島外工場に輸送して洗濯・製品化して送りかえす仕組みを構築し、1月16日よりスタートすることでリネン材の供給継続に努めてまいりました。
去る3月15日には弊社工場に電力が復旧、3月19日には消防の使用許可がおり、タオルラインの運転を再開することが出来ました。
4月20日前後にはシーツや布団カバー等の一部生産が自社で対応可能となります。 また、7月の夏休み前には大型洗濯機や乾燥機が設置され、さらに生産体制が回復されます。このことにより夏休みなどの繁忙期においては火災前の処理能力の7割前後には生産可能となる見込みです。
今後は、復旧した工場の操業時間の延長や職員の交代制の導入、人員配置の見直しをおこない、さらにはここにお集まりの同業者の皆様のご協力の下で、島のリーディング産業である観光産業・宿泊施設の皆さまが安心して多くのお客様をお迎えできるように努めてまいります。
他方、弊社では、予てより新工場建設を計画しておりました。今回の火災により焼失した部分の機能回復や今後の需要計画をもとに引き続き、新工場建設計画をすすめ、事業再生に取り組んでまいります。
No | 社名 | 代表者名 | 本社所在 |
---|---|---|---|
1 | 沖縄綿久寝具(株) | 代表取締役 久保 初男 | 宜野湾市 |
2 | (有)ニューラッキ―ランドリー | 代表取締役 名城 道永 | 読谷村 |
3 | (株)大洋クリーナー | 取締役専務 大城 正博 | 糸満市 |
4 | (株)リアンズ沖縄 | 代表取締役 安里 友一 | 沖縄市 |
5 | 日琉リネンサプライ(株) | 代表取締役 名城 道永 | 浦添市 |
6 | (有)DCコーポレーション | 代表取締役 和田 明人 | 石垣市 |
弊社工場火災の経過報告及び当面の対応について説明会のご案内